『正しい姿勢』という枠組みに捉われ過ぎない。

京橋・桜ノ宮からアクセスが便利で、城東区・旭区に隣接する大阪市の鶴見区の今福鶴見にある、からだの悩みを『姿勢』から改善するfocoluluピラティス＆パーソナルトレーニングスタジオ代表の石堂浩毅です。

突然ですが、あなたはご自身の姿勢についてご存知でしょうか？

猫背、反り腰、巻き肩、頭の前のめりなど、姿勢には様々な特徴があげられます。

姿勢は、その方がこれまで歩んできたからだの歴史を映し出していると言っても過言ではないくらい、からだの情報を握っています。

そして、姿勢から得られる情報はお客様が抱える様々なおからだの悩みに対して、原因を追う手掛かりを私達指導者に与えてくれます。

当スタジオでは、現在のおからだの状態の確認とお悩みに対して、原因から改善のご提案のためお客様ひとりひとりの姿勢のお写真を撮影し、評価から解説を行っていきます。

客観的に自分の姿勢を見るという機会は日常生活の中ではあまりないかと思いますので、お客様にとっても改めてからだに対する気づきや情報があります。

しかし、トレーニングの目的は『正しい姿勢』を目指すことではありません。

もちろん、姿勢がくり返す肩こりや腰痛の原因として大きく関与していることは確かなのですが、正しい姿勢を身につけるだけではこれら慢性的な症状の根本的な改善にとって不十分と言えます。

大切なことは、正しい姿勢という枠組みに捉われることではなく、姿勢によって影響を受けた動きのクセの修正と、姿勢にも自由な選択肢を与えるということです。

姿勢の崩れは誤った動きの学習を進める。

姿勢は、デスクワークや立ちっぱなし、子供の抱っこなど、習慣的な要因によって影響を受けます。

しかし、これらの習慣を生活環境の中から完全に取り除くことは現実的に難しい問題ですが、姿勢にどのような影響を受けてどのような弊害が起こるのか、知ることが大切です。

それは、肩こりや腰痛の症状の原因となる誤った動きの学習が進むことです。

姿勢を動きの土台として考えた時、猫背や反り腰などに見られるような姿勢の特徴では、決して安定した土台とは言えません。

不安定な土台では対象となる筋肉や関節に負担がかかりやすくなり、本来の動きから逸脱した状態が慢性化することでからだは誤った動きの学習を進めることになります。

四十肩や五十肩の症状にみられる腕を挙げた時の肩関節の引っかかりや痛みなどの違和感は、この誤った動きの学習が進んだ結果、関節の可動域低下や組織内の炎症を起こす原因となります。

姿勢も動きも、あなたの生活習慣や環境によって影響を受けます。

根本的な改善のためには、これらの点を考慮した上で本来の動きを復元するためのアプローチが大切になります。

常に同じ姿勢を保つことは出来ない。

姿勢は意識下のもとで常にコントロールされるものではなく、脳科学の知見からこれまでの経験や記憶から得られた情報を元に、意識下と無意識下の双方でコントロールされるものです。

ですが、実際に私達の日常生活を振り返ってみると、無意識なレベルで選択された姿勢の再現性が高いです。

今まさにあなたがスマートフォンを見ているその姿勢も、意図せず無意識に選択された姿勢かと思います。

つまり、常に同じ姿勢を保つということは、現実的には難しいということです。

これが正しい姿勢だからと、背筋を伸ばして胸をひらいて肩の力は抜いて……と、どうしてもいい姿勢でいるために意識を向けがちですが、なにか絶対的な基準を常に意識することは、余計にからだの緊張を生み仕事効率のパフォーマンスにも影響を及ぼす原因に繋がります。

もちろん、『正しい姿勢』という基準をつくることが悪いと言うわけではありません。

前述でも述べたように、長時間のデスクワークなど私達現代人を代表とするからだを動かさないような生活習慣は、姿勢だけでなく誤った動きの学習を進めてしまう原因にもなります。

とても大まかに言ってしまうと、絶対にこの姿勢という無理を伴うことではなく、デスクワーク、立ち仕事、家事やお子様の抱っこ、歩行など、それぞれの習慣から姿勢が受ける影響が例え猫背や反り腰姿勢だったとしても、もともと持っている本来の姿勢を思い出させてあげるキッカケつくりが大切だと考えます。

私達が生活習慣から受けるからだへのストレスは、それぞれ習慣的要因によって異なり、多様であります。

そのため、姿勢にも自由な選択肢が必要であると考えます。

ピラティスでは、エクササイズを通して様々な姿勢と動きを実践し、その中から姿勢と誤った動きの学習の修正を行っていきます。

本日のまとめ

私達は子供のころから『姿勢を良くしなさい』と教わりましたが、良い姿勢の基準が曖昧なままでなんとなく背筋を伸ばしたりあごを引いてみたりします。

しかし、姿勢は常に同じ状態を保つことができないからこそ、これが絶対に正しい姿勢というルールをからだに対して無理に課すことがトレーニングではありません。

それぞれの生活習慣から姿勢が受ける影響を知り、その上であなたのからだの状態に必要な姿勢を見つけることで選択肢を増やし、制限がなく自由に動けるからだつくりのお手伝いをさせていただきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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focolulu（ホコルル）

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