眼とからだのせめぎ合いから、慢性的な肩こり・首こりの原因を考える。

京橋・桜ノ宮からアクセスが便利で、城東区・旭区に隣接する大阪市の鶴見区の今福鶴見にある、からだの悩みを『姿勢』から改善するfocoluluピラティス&パーソナルトレーニングスタジオ代表の石堂浩毅と申します。

 

デスクワークによる長時間のパソコン仕事、SNSや動画視聴などによるスマホの連続使用は、私達の姿勢に多大な影響を与えていることは皆さんも周知の事実です。

 

また、これらが皆さんの日常生活の中で起こる肩こりや腰痛などの不調の原因に繋がることは、ぼんやりと想像できるかもしれません。

 

実際に私達の姿勢は、骨や筋肉、からだの柔軟性の問題だけでそのすべてが決定されるものではなく、猫背や反り腰など、これら姿勢の背景にあるものは私達現代人を象徴する生活習慣からの影響も大きく受けています。

 

その中のひとつに『眼』という要素があります。

 

 

長時間のパソコン仕事やスマホの連続使用など、私達現代人を取り巻く生活環境はあまりにも眼を酷使するように働きかけています。

 

パソコンやスマホの画面を見ることで眼と画面の距離が近づく、画面を凝視する、目線が下がるなど、私達は眼に負担をかけることで姿勢を犠牲にし、見るということの優先順位を上げる状態に陥る傾向にあります。

 

これら眼に対する負担要素が、慢性的な肩こりや首こりとどのように関わっているのでしょうか?

 

ベースを『0』にすることが現実的に難しくても、それぞれの要素に対して気づきや意識の向け方で改善の糸口が見つかるかもしれません。

 

眼とからだ、相反する作用が肩・首こりの原因に。

 

 

眼とは光を受容する感覚器であり、視覚から得られる情報はおよそ80%もの割合を占めているとも言われています。(これらは環境や意識によっても変化します)

 

眼から得られた光の情報は中枢神経系の働きによって物の形、周囲の状況、色の見分け、遠方や近いものを見る調節など、私達に様々な視覚情報を与えてくれています。

 

パソコンやスマホの画面など、頭を前のめりに距離を近づけて凝視し不自然な光や平面上で眼を働かせることによって、からだの緊張状態が高く(交感神経の働きが優位)なり、これら視覚から得られる情報に対して鈍くなります。

 

本来眼の働きとして、近くのものを見る時には副交感神経の働きによってピントの調整を行っています。

 

 

副交感神経の働きによって毛様体筋(もうようたいきん)の収縮が起こり、水晶体(すいしょうたい)の厚みが変化しピントの調整が行われます。

 

しかし、デスクワークなどによる長時間のパソコン仕事ではからだの緊張状態が高くなり、交感神経の働きが優位になっている状態です。

 

交感神経の働きが優位になっている状態では、近くのものを見る時に働いてほしい副交感神経が機能しにくい状態となります。

 

しかし、なんとか目の前で起こっている課題を達成するため、適応しようとする結果、眼とからだのせめぎ合いが始まります。

 

この相反する自律神経系の働きが、慢性的な肩こりや首こりの原因に繋がります。

 

 

その昔人間が狩猟生活をしていた時代、獲物を捕獲するためからだは緊張状態を高め遠くにいる獲物を探し、夜になれば食事や家族と仲間で火を囲みリラックスする生活をしていました。

 

私達現代人を象徴する生活習慣が、本来の眼の機能と相反するような状態になっていることがわかります。

 

また、頭を前のめりにするような姿勢や下を向き頭が下がったような姿勢は、眼圧(がんあつ)の上昇、視神経が網膜(もうまく)の圧迫を受けて緑内障(りょくないしょう)や近視(きんし)の進行を招く原因にもなります。

 

環境に適した眼の働きを整えること。

 

前述でもお伝えした通り、眼は私達に視覚を通して様々な情報を与えてくれています。

 

しかし、私達現代人が身を置く生活環境では、これら視覚情報に対してのセンサーが鈍くなりやすい傾向にあり、環境に適した眼の働きを整えることが大切です。

 

その手段として、『散歩』があります。

 

 

パソコンやスマホ画面の平面的な空間とは違い、外に一歩出れば辺りには立体的な空間が広がっています。

 

周囲の状況や距離感、歩行スピードなど、外を歩くことで様々な情報を眼からキャッチし、脳に送ることができます。

 

ただ外を歩くだけにも思える散歩ですが、外を歩くことで私達現代人が鈍くなりやすい感覚を養ってくれます。

 

これらの情報は姿勢をコントロールする働きにも作用し、緊張している筋肉のリラックスを促す効果があり、慢性的な肩こりや首こりの改善に期待が持てます。

 

本日のまとめ。

 

現代社会を生きる私達にとって『ストレスフリー』を追求することは、現実的に難しい課題なのかもしれません。

 

しかし、『0』を目指すことは難しくても、様々なストレスに対処するための選択肢を知り、バランスを知ることが大切だと考えています。

 

ずっと良い状態を保つことができる保証はないからこそ、それら変化に対応するための手段が選択できるように。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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2019.01.09

 

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